2026年1月23日、国会は冒頭解散され、4日後には選挙戦がスタートするという目まぐるしい展開となりました。
唐突感は否めず、高市政権を信任するか否かという解散理由は、納得のいくものではありませんでした。とはいえ、脱原発政治連盟緑茶会としては、原発再稼働を推進する政権を信任するはずもなく、ここはきっぱりと不信任を突きつけるしかないというのが予め提示された結論であることは言うまでもありません。
さて、今回の衆議院議員選挙が第一義的に政権選択選挙であることを踏まえた上で、中道改革連合について、われわれがどのような立ち位置を示すべきかが大きな課題となりました。なぜかと言えば、公明党はこれまで自民党政治のブレーキ役と言いつつ、われわれにとって好ましいとは言い難い政権を支え続けてきた政党であり、かつ、原発についても、推進とまでは言わないとしても容認の立場であり、これに立憲民主党は理解を示さざるを得ないという構図で、中道改革連合が結党されているからです。加えて嘆かわしいことに、物事を中途半端にしか考えない世間の風潮は、原発容認をいつのまにか受け入れているように見受けられるのです。高市政権の高支持率も、わたしたちにとっては意味不明の愚かさに思えます。
一方、共産党、社民党、れいわ新選組は純粋に脱原発を主張しているのは、もちろん明らかで、ここで政権交代の票が集められるのであれば、さして悩む必要もないのでしょう。
「鼻をつまんで受かる人に一票」「野党共闘」「市民連合」わたしたちは選挙のたびに模索し、自らをブラッシュアップし、自民党が一強と称された時代も必死の思いで闘ってきました。
脱原発政治連盟緑茶会は、純粋であることを否定するものではありませんが、個々の選挙の場面において、今は、勝つことを呼びかけたいと考えます。
総務省が毎年出している「地方公共団体の議会の議員及び長の所属党派別人員調」を確認してみると、2024年12月31日の時点で、全国の市議数で最も多いのが公明党の2075名、次いで自民党の1749名、3番目が共産党で1436名、特別区については、自民党が最も多く244名、次いで公明党165名、3番目はやはり共産党で104名、町村議会では最も多いのが共産党で636名、次いで公明党407名、3番目が自民党の105名となっています。この3つの政党以外は、議員数は一桁少ないのが実情です。つまり選挙できちんと動く手足があるのがこの3つの党なわけです。
選挙が始まって、比例名簿も公表されました。中道改革連合は上位に公明党候補を擁立し、小選挙区は立憲の候補のみを擁立。れいわ新選組が絶対に当選させたい人を上位に並べた純粋さを、あるいは手本にしたのかもしれませんが、比例名簿の上位にあっても、選挙で眠るはずのない公明党や創価学会を思えば、見事な差配と言っていいでしょう。
YouTubeで白井聡氏がこの構図を描けるのは小沢一郎氏以外にはあり得ないと喝破しておられましたが、小沢氏ご本人でなかったとしても、小沢氏の後姿を見て育てられた誰かがいるということでしょう。
加えて、豪雪による投票率の低さは、組織票に味方します。
そして、どうしても言及しておかなければならない重要な視点があります。創価学会の創始者である牧口常三郎氏は、戦時中、治安維持法違反並びに不敬罪で特高警察に逮捕され、1944年に獄死しています。日々、平和から遠ざかる高市政権への協力を続けることは、公明党にとってはすでに限界であり、政権を離脱せざるを得なかったのだと推察されます。つきものの落ちたような斉藤鉄夫氏の笑顔をみれば、自民党とともにあったこと自体が異常であったのだろうとも思えます。
脱原発政治連盟緑茶会は、今回の衆院選において、原発を推進する政党を倒すことを第一の目標とし、中道改革連合を推薦します。
脱原発政治連盟緑茶会 代表 山口あずさ

