タグ別アーカイブ: 知事選

「原発再稼動を阻止して欲しい」という新潟県民の願いを受けとめ、池田千賀子氏を推薦します

緑茶会(脱原発政治連盟)は、新潟県の米山隆一前知事の辞職に伴う知事選(5月24日告示、6月10投開票)に、野党統一候補として出馬予定の県議、池田千賀子氏(57)を推薦します。

池田氏は地元の柏崎刈羽原発の再稼働について「政府の原子力政策に流されるのは県民の意図ではない。県民の意に沿った丁寧な検証が行われ、判断するべきだ」と述べ、米山前知事が進めた「三つの検証」を継承すると語りました。

(三つの検証とは、福島第一原子力発電所事故の原因、福島第一原子力発電所事故による健康と生活への影響、安全な避難方法の3つです。この検証を総括する「検証総括委員会」を前知事が設置しました。)

その上で柏崎刈羽を含む全国の原発の将来的な在り方について「最終的にゼロを目指す」と強調。再稼働の判断基準は「住民と命と暮らしを守れるのかを一番に考えたい」と述べています。(5月9日付「新潟日報」より)

池田氏は柏崎市出身。地元の県立高校を卒業後、歯友会歯科技術専門学校(現明倫短期大学)に進学、卒業後1981年に柏崎市役所初の歯科衛生士として勤務。2003年 柏崎市議会議員選挙で初当選し、新会派「柏崎のみらい」を結成。3期努め、副議長も務めました。市議の傍ら2006年に早稲田大学人間科学部(通信制)に入学、卒業しています。15年に社民推薦で県議選に初当選し、1期目。

「子供が2人いて、子ども課の職員になり、行政に携わった」ことが、政治家の出発点のようです。

擁立したのは、一時は有力候補に名前が挙がった無所属の菊田真紀子衆院議員(新潟4区)。候補擁立が進まない状況で「旗振り役がいっぱいいて難しい」中、5月8日の会見で「女の勘。善は急げ」と出馬表明しました。

この選挙は原発再稼働に進む政府の動きにブレーキをかけられるかどうかの試金石であります。

「原発再稼動を阻止して欲しい」という新潟県民の願いを受け止め、池田千賀子氏を応援します。

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宮城県知事選挙で多々良哲候補者を推薦します!

武蔵野市長選、松下玲子さんおめでとう!
全国各地で、市民が擁立した地方自治体首長候補が勝っています。

次は宮城県知事選挙、多々良哲さんの番です。
多々良さんは、その公約に「女川原発再稼働の是非を問う県民投票」の実施を盛り込んでいます。
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茨城県知事選挙で鶴田まこみ候補者を推薦します!

市民の政治的な力をつける!
茨城県知事選挙(8月10日告示、27日投票)

鶴田まこみ候補者を推薦します!

略歴

東京外語大卒、52歳、武蔵野音楽大学イタリア語教師、全国動物ネットワーク理事長ほか。

政策

1、みんなが安心して暮らせる茨城に
2、くらし応援で雇用をふやし、地域を元気に
3、原発依存を脱し、省・再エネで雇用をつくる
4、憲法と住民自治をくらしのすみずみに
5、すべてのいのちが輝く茨城に

現職橋本知事に対し、市民団体が結集して擁立。
東海第二原発の再稼動反対を明言。

これまで、多くの選挙で、統一候補(一人に絞る)を訴えてきましたが、その反動として、市民の中の政治的な力が弱まってきているようにも感じます。多様な意見の中で、一人に絞るとは、絞る側に選ばれなかった意見は、「我慢」を強いられることになります。圧倒的な多数の「我慢」の上に「統一候補」は成り立つ・・と言うこともあります。

市民が政治的な力をつけるとは、政策的な力もさておき、候補者を見出す力、候補者を擁立する資金力、選挙を戦うドブ板的な力、などなどの力をつけること。

そのためには選挙に慣れる、選挙をもっと身近なものにする必要があると思います。そういう意味で、今回の茨城県知事選は格好のチャンスであると思います。

鶴田まこみさんは、「東海第二原発の再稼動反対!」を明確に掲げた候補者。

相手は強力な橋本知事。

市民勢力にとって、相手として不足はありません。

思い切り、鶴田さんを応援しようと思います。

(これは票です。茨城県内の知人の情報を集めましょう。)

(県知事選の供託金は300万円。それ以外にチラシ、ポスター、宣伝カーなど。)

(いちばん効果的なのは電話です。選挙は公示前から実ははじまっている・・などと言われたりします。)

全国の市民の力を、ここに結集してみましょう。

2017年7月26日
緑茶会代表 竹村英明

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新潟県知事選、米山隆一さんの歴史的勝利

柏崎原発の再稼動が争点となった新潟県知事選で、脱原発の市民側候補(共産、自由、社民推薦)である米山隆一氏(49歳)が劇的な勝利を挙げた。

心から、おめでとう!の言葉と、この結果を導いた新潟県の有権者、選挙を支えた市民の皆さんに感謝の言葉を贈りたい。

これは、日本のエネルギー政策の流れを変え得る大勝利だと考えるからだ。

原発には慎重な姿勢を取ってきた泉田元知事を、原発推進勢力が卑劣な方法で追い落とし、一時は不戦敗で原発推進知事誕生となるのかと危ぶまれた選挙が、最終的には脱原発勢力の大勝利となって帰結した。この勝利の裏には、三つの要素があると思われる。

1、投票率の9.1%の上昇

2、支持政党なしの投票比率が30%越え

3、出口調査と一緒に行われた「柏崎刈羽原発再稼動」への設問に73%が反対。

(NHKの出口調査による)

 

もちろん一番多きな要素は3番目。ここまで、県民は再稼動を拒否しているということだ。

この数字は、柏崎刈羽原発の再稼動を強行しようとしている東電や政府関係者にとって衝撃的な数字だろう。

そしてそれが、選挙結果に見事に反映したということである。

 

見事に反映した理由の一つは、投票率の上昇であろう。

そして、その上昇の理由は支持政党なしの有権者が30%も動いたということ。

その30%の内訳は、60%が再稼動反対。

確実に、有権者が動いて、勝ち取った勝利である。

 

まさに、緑茶会が唱え続けている「棄権層が動くことで結果は変わる」を証明したのではないだろうか。

なぜこのような「有権者の動き」が生まれたか。

一つは、主張が明確、鮮明であったことだ。

米山さんは、再稼動反対のために「民進党を離党してまで」立った。

民進党が、常に勝てないのは、主張が曖昧、どっちつかずで、しかも言ったことを守らなかった過去実績のせいだ。

 

そして、選挙直前にあった、泉田元知事の引き摺り落としの工作の数々だ。

73%が再稼動反対を求めている有権者にとって、逆に怒りを増幅させ、怒りの投票へとかりたてたのではないだろうか。

原発推進勢力は、今後はそのようなことが裏目にでるのだということを肝に銘じるべきだろう。

 

鹿児島に続く新潟での勝利。

原発包囲網が確実に大きくなっていることを実感する。

 

緑茶会代表 竹村英明
2016年10月17日

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