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脱原発に向けて推薦候補者60名発表 ―「戦略的投票」で日本も変えられる― 7/8修正

脱原発に向けて推薦候補者60名発表
―「戦略的投票」で日本も変えられる―  *7/8修正版

私たち緑茶会(脱原発推進連盟)は、2013年から脱原発を実現する為に、私たち市民の持つ「1票」で政治を変えて行こうと、訴えてきました。

中でも戦略的投票を強調しています。かつてイギリスでは、自分の好きな政党に投票するのではなく、「自分が最もきらいな政党が敗北するように投票する」という投票行動をしました。よって、圧倒的多数を占めていた保守党が大敗北し、労働党政権が誕生したことがあります。これが戦略的投票行動の結果です。

今回の参院選では、勝敗を分ける32選挙区で統一候補を擁立できたことは正しくこの戦略的統一行動でありましょう。また、市民団体の求めにより、無所属で候補者を絞り込むことに、成功した1人区も生まれてします。「政策がバラバラの政党が集まった候補だ」(岸田政調会長)の「野合」批判は当てはまりません。

ぜひ下記の情報を参考に、あなたも「戦略的投票」をしてみましょう!

■北海道
北海道 勝部 賢志  立 新 元道会副議長
■東北
青森  小田切 達  立 新 弁護士 社 推 国
岩手 横沢 高徳 無 新 元パラ競技選手 立・国・共・社推
宮城  石垣 のりこ 立 新 FM局アナ 新推、国支
秋田 寺田 静 無 新 元議員秘書
山形 芳賀 道也 諸 新 元民法アナ  立・国・共・社推
福島  水野 さち子 無 新 元県議  立・国・社推(国離党)
■関東
茨城  小沼 巧 立 新 元経産省職員  社支
大内 久美子 共 新  元県議
栃木  加藤 千穂 立 新 元議員秘書 国・社支
群馬  斎藤 敦子 立 新 元大学准教授  社推、国支
埼玉  熊谷 裕人 立 新 元市議
千葉  長浜 博行 立 現 元環境相  国・社 支
東京  塩村 文夏 立 新 元都議
吉良 佳子 共 現 党中央委員
神奈川 牧山 弘恵 立 現 米国弁護士
■北陸・甲信越
新潟  打越さく良 無 新 弁護士 立・国・共・社推
富山  西尾 政英 国 新 元議員秘書 立・社 支
石川  田辺 徹 国 新 元オペラ歌手 社推、立支
福井  山田 和雄 共 新 元町議
山梨  市来 伴子 無 新 元杉並区議 立・国・共 推
長野  羽田 雄一郎 国 現 元国土交通相 立・共・社 支
■東海
岐阜 梅村 慎一 立 新 司法書士 国 支
静岡  徳川 家広 立 新 評論家
愛知  田島 麻衣子 立 新 元国連職員
三重  芳野 正英 無 新 元県議  立・国推
■近畿
滋賀  嘉田 由紀子 無 新 元知事 立・国・共・社推
京都  増原 裕子 立 新 会社社長 国 支
倉林 明子 共 現 党中央委員
大阪  亀石 倫子 立 新 弁護士
辰巳 幸太郎 共 現 党参国体役員
兵庫  安田 真理 立 新 フリーアナ
奈良  西田 一美 無 新 連合奈良会長 立・国・社推 共支
和歌山 藤井 幹雄 無 新 弁護士 立・国・社推
■中国・四国
鳥取・島根 中林 佳子 無 新 元衆議院 共推
岡山  原田 謙介 立 新 元NPO代表 社推、国支、共推
広島  森本 真治 無 現 元消費特理事 立・国・社推
山口  大内 一也 国 新 元鎌ケ谷市議 立支
徳島・高知 松本 顕治 無 新 共産党高知役員
香川 尾田 美和子 無 新 会社経営 立・国・社推
愛媛  永江 孝子 無 新 元衆院議員・アナウンサー

■九州
福岡  野田 国義 立 現 元国交委員長  社推
河野 祥子 共 新 元直方市議
佐賀  犬塚 直史 国 元 元予算委理事 社推立支
長崎  白川 鮎美 国 新 人材育成会社社長  立・社支
熊本  阿部 広美 無 新 弁護士 共、社推
大分  安達 澄 無 新 観光会社社長 立・国・社推
宮崎 園生 裕造 立 新 税理士 社推、国支
鹿児島 合原 千尋 無 新 行政書士 国推
沖縄  高良 鉄美 無 新 元琉球大教授
■ 比例区
石川 大我  立 新 元 豊島区議会議員
おしどり マコ  立 新  芸人・記者
川田 龍平  立 現  党都副会長
佐藤 香  立 新  女性と人権全国ネットワーク 共同代表
須藤 元気  立 新 元格闘家 ㈱アイデアリズム代表取締役
藤田 幸久  立 現  元財務副大臣
若林 智子 立 新 元神奈川県議、 神奈川ネットワーク運動 共同代表
吉田 忠智  社 元  前党首
山本 太郎  れいわ 現 れいわ新選組代表
安冨  歩  れいわ 新 東京大学東洋文化研究所教授
以上、60名。

 

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沖縄県知事選挙について

玉城デニーさん、当選おめでとうございます!

台風24号が日本列島を襲った9月30日に行われた沖縄県知事選は、結果的に玉城デニー候補が、佐喜真候補に8万票の大差をつけて当選した。政府与党関係者だけではなく、野党側各陣営の予想もおそらく裏切っての大差当選となった。そこに沖縄の底力を見た・・という評価を行うことは、少し安易な気がする。

今回の選挙の特徴は、与党側は政府の大物や、人気者の小泉進次郎を送り込んで、政府とのつながりを見せつけるという作戦。玉城陣営はできるだけ政党とのつながりを見せず、地元主体を強調する選挙方針をとったと言われている。私はもともと、ある地域の選挙に、よそ者の大物応援が入ったからとて、どれほどの効果があるのか疑問という立場。だから、小物の私は、それこそ応援には行かない(地域政党だけ少々)。よそ者がやってる選挙と思われたら「票が減る」と思うからだ。

沖縄はその傾向がより強いと思う。沖縄が背負っている苦難は、日本人(やまとんちゅう)にわかるわけがない。そんな奴がやってきて、沖縄を救う!なんて言っても、沖縄のことは沖縄人(うちなんちゅう)が決めるという答えが返ってくるだろう。いやいや、おとなしく奥ゆかしい沖縄人は、そんなことは表にも出さないかもしれない。

辺野古と普天間は、どっちか一つという問題ではない。こっちの犠牲を取り去るから、あっちが犠牲になれとは、よくも言えたものだ。沖縄人にとって、「どっちも」だ。それをどっちか選べと言って、沖縄人同士を争わせるというのが、辺野古の本質だと思う。

そもそも普天間の替わりなど要らない。終わらせればよかったはずだ。だから翁長さんたちは、保守陣営も含めた「オール沖縄」で「どっちも」を目指したのではないか。デニーさんの課題は第一に「どっちも」の達成だ。そして私たち日本人の役割は、したり顔で「どっちか」と言っている政府に、「どっちも」であるべきだと迫っていくことであろう。

当選おめでとう!が、なんだか禅問答のような文章になってしまったが、デニーさん応援のためには、東京にいる私たちが頑張らねば・・ということだ。デニーさんの勝利は、沖縄の流れを食い止めただけではなく、日本人に「日本人の役割」を気づかせてくれたのではないだろうか。

沖縄県知事選投票日は、立憲民主党の党大会(立憲フェス)の日でもあった。この日を締めくくる枝野代表の挨拶は強烈だった。昨年の9月末。枝野さんも全有権者も、立憲民主党などという政党が誕生し、国政野党第一党になるとは想像もしていなかった。しかし、その有権者が背中を押して、立憲民主党がここまでになった。その有権者の意思を尊重し、そして力を信じ、立憲民主党は「永田町の数合わせ」はやらない!そして、ポスト安倍は、石破さんや岸田さんではない。野党第一党の代表の私だ!と。

国政でも、沖縄でも有権者が政治を作りはじめた。日本の政治は・・とお嘆きの皆さん、時代は動いている、有権者も動いている、そのマグマを感じようじゃありませんか

2018年10月2日

緑茶会代表 竹村英明

 

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沖縄県知事選挙において、玉城デニー氏を推薦します。

脱原発政治連盟緑茶会は、脱原発におけるさまざまな問題点と、沖縄における基地の諸問題は根底を同じくするとの考えから、9月30日に投票日を迎えます沖縄県知事選挙に於いて、故翁長武志前沖縄県知事の意思を継ぐ、玉城デニー氏を推薦することを決定しました。
沖縄が抱えている数々の問題は、日本が抱えている問題の縮図と言っても過言ではありません。
今般、横田基地でもオスプレイが配備されました。
米国では民家の上空を飛ぶことはないオスプレイですが、日本では、小学校の上空を飛び交っております。
沖縄で市民が声を上げることが、沖縄だけにとどまらず、日本の他の地域で生活する市民にも、たいへん重要な意味を持っています。
沖縄県民の声は、わたしたちへの警鐘であり、わがままなどではありません。
そして、在日米軍の70%を日本全体の面積の0.6%の沖縄に押し付けている現実に、わたしたちはこれ以上、甘え続けることを潔しとすることはできません。
普天間飛行場の危険は明らかであり、即刻移転しなければならないのは当たり前の事実ですが、それを辺野古にすることは欺瞞以外の何物でもありません。
そして、辺野古での基地建設は、まさに沖縄差別の永続化に他ならないのです。
玉城デニー氏は、2004年に衆議院議員に当選し、爾来、一貫として辺野古基地建設に反対してきました。
故翁長知事は、辺野古基地建設を阻止するために、文字通り命がけで、戦っていました。
その、翁長知事が玉城デニー氏の名前をあげて、県政を受け継いで欲しいという意思を示されたこと。そして、その意思を受け止める決心を玉城デニー氏がされたことに、わたしたちは感動しています。玉城デニー氏を、心の底から応援します。

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衆議院総選挙結果を読み解く

突然の衆議院解散・総選挙が終わりました。結果は数字的には、自民党・公明党の与党が憲法改正の発議に必要な3分の2の議席を確保。多くのメディアは与党の大勝、圧勝などと報道しています。平和派、脱原発派市民の中にも、もう日本は終わりだとか、本気で日本から脱出しようと考える人が現れています。しかし、緑茶会の関係者の評価はずいぶん違いました。これまで岩盤のように動かなかった、日本の有権者の行動が変化した。結構大きな地殻変動が起こったのでは・・と。

与党は大勝したのか

与党は有権者の選択数では本当は負けている。それは比例票の合計で明確に現れている。
自民党が1855万、公明党が697万、立憲民主党が1108万、希望の党が967万、共産党が440万、ここまでで与党は2552万、野党が2515万で拮抗。その差は37万で、社民党の票が94万。ここで逆転。維新の338万も野党とすれば、与党側は完敗している。

表1 2017総選挙における各政党の比例得票数
(ELECTION-PORTAL.COMより)

比例代表 議席 得票数 得票率
自由民主党 66 18,555,717 33.3%
立憲民主党 37 11,084,890 19.9%
希望の党 32 9,677,524 17.4%
公明党 21 6,977,712 12.5%
日本共産党 11 4,404,081 7.9%
日本維新の会 8 3,387,097 6.1%
社会民主党 1 941,324 1.7%
幸福実現党 0 292,084 0.5%
新党大地 0 226,552 0.4%
支持政党なし 0 125,019 0.2%
日本のこころ 0 85,552 0.2%
合計 176 55,757,552

小選挙区では与党が苦戦

今回の総選挙で、大躍進をしたのは、自民でも公明でもなく、立憲民主党である。
立憲民主党と自民党、公明党の候補者が1騎打ちとなった選挙区では、立憲民主党がことごとく勝った。
立憲民主党、希望の党、自民党という三分裂となったところでも、自民党・公明党の候補を振り切って勝った選挙区もある。少なくとも、希望の党を抑えて2番手となり、惜敗率も高く比例当選した候補者も少なくない。
今回の立憲民主党の勝ち方は尋常ではない。東海ブロックでは比例得票数に割り当てられた議席数に候補者数が届かず1議席をみすみす他党に渡さざるを得なかった。この1議席をもらったのが自民党で、これによって自民党はかろうじて改選前と同数になった。
公明党は6議席減の29議席で、与党はじつは自民党も公明党も議席を減らしたのである。それを圧勝とか大勝と書き立てるメディアは、完全に事実を読み違えているか、完全な政府のコントロール下にあるとしか言いようがない。もし、立憲民主党がもっと小選挙区に候補者を立て、もっと比例区に候補者を並べていたら、与党側の議席数は確実にもっと少なくなっていただろう。

立憲民主党と希望の党

しかし立憲民主党は、もともと希望の党の副産物だった。安倍総理の突然の衆議院解散があり、急遽、小池東京都知事による「希望の党」が立ち上がる。春の東京都議選の勢いを脅威に感じた自民党が、小池チームの衆議院選挙体制が整う前にと打って出たのが、この解散の真の理由だろう。
「希望の党」立ち上げは小池氏にとって大きな賭けだった。都知事という職は辞めるわけにはいかない。しかし、解散総選挙で、国政への足がかりのできるチャンスをみすみす捨てるわけにもいかない。しかし選挙資金はない、選挙部隊もいない。それが、民進党を丸呑みにするという大胆な構想になったのだろう。誰が考えたのか知らないが、小池→連合→前原という順番で伝えられたものと思われる。逆の流れはない。
解散総選挙の方針は、民進党の代表を蓮舫が辞任した時に安倍総理は決意しただろう。もりかけ問題、安保法制問題で、国民有権者の怒りが渦巻き、ほうほうの体で国会を終わらせて逃げた安倍総理の前に、最大野党の代表辞任、代表不在という好機が巡ってきたのである。本来ならば、国会を開け、安倍総理は説明せよ、政府は責任を取れ!と、国民と一緒になって抗議の国民運動を展開するチャンスをもらった最大野党が、それを放り出したのである。(蓮舫の責任は大きい。)
そして、1ヶ月の空白ののちに誕生したのが前原代表である。代表選の争点の一つが「野党共闘」で、共産党との連携をはかるのかどうかだった。それを否定した前原氏が代表になったのだから、ますます自民党にとっては解散の好機になった。
この間の選挙では、衆院でも参院でも「野党統一なるか」がカギであることは、一般的になりつつあった。野党統一がなれば、衆議院の小選挙区でも勝てる。全小選挙区でそれが実現すれば、政権交代も可能・・ということを、少し政治に関心がある人であれば認識するようになっていた。
前原氏も、そのことは良くわかった上で、それでも共産党との連携は嫌だった。そこに、小池氏側からの囁きである。合体しましょう・・。実は合体ではなく、希望の党による吸収合併で、基本方針は希望の党に従うというものだったのだが、いつも細部を詰めない前原氏は、これに飛びついた。
民進党の候補者は全員「希望の党」の公認候補になる・・ということだったが、小池氏の方針(政策)に従わないものは「排除」、選挙区も小池氏の指示に従うという大前提があった。民進党の候補者のほとんどは、そんなことは全く知らず、前原代表の「英断!」に拍手した。野党一本化だと思ったからだ。
しかし「排除!」である。知名度のあるベテランは無所属という選択もあるが、比例復活に望みをかけるしかない弱い候補には、それは討ち死にを意味する。排除された、あるいはそういう思想の希望を拒否した候補者の立候補の受け皿がいる。もう選択肢は新党しかなかった。その役割が、前原氏と代表選を戦った枝野氏に託されたということだ。
その結果、「原発ゼロ・改憲・安保関連法賛成」の希望と「原発ゼロ・改憲反対・安保関連法反対」の立憲民主党という構図になった。有権者には、違いが分かりやすく、しかもどちらも原発ゼロで選びやすい。立憲民主党の政策が、実は多くの有権者が望んでいたことだから、多くの票を集めた。分かりやすいので、支持政党なし有権者もかなり動いた。
これまでも、それが最大公約数に違いないとは思われていたが、民進党内の改憲派、連合=電気の労働組合中心の原発推進派などが、政策をわかりにくくしていた。それらの弊害を小池旋風は吹き飛ばしてくれた。(逆説的な意味で、小池、前原の功績は大きい。)
もちろん最大の功績は、苦境の中で踏ん張り、頑張った枝野氏である。

野党一本化できていれば野党圧勝だった

小選挙区選挙において与党は一本化で、公明党と自民党が両方出たりしない。票が割れて、野党を利するからだ。なのに野党は乱立する、なぜ学習しないのだろうか・・と不思議だった。もし「排除」発言がなく、「希望の党」による一本化ができていれば、小選挙区では野党側が圧倒していただろう。一部マスコミでは67選挙区で逆転とも伝えられている。これは67の差ではなく、67の与党側小選挙区当選者を比例に追いやり、67の野党側比例区落選者を拾い上げることを意味する。つまり倍の134議席差がつくことになる。

与党側 313→179、野党側 119→253

他に無所属十数人もあり、本当に野党側が圧勝していた。政権交代である。
それがなせなかったことは残念だが、その力が日本の有権者にあることが明白になった。問題は選択肢の出し方だけだ。表2は、これまでの得票率の推移だが、今回特徴的なのは、立憲民主党も希望の党も、ほぼ前回の民進党と同じくらいの票をとっていること。足せば自民党を上回る。民進党への投票数の倍の人が、今回はこの2党に投票したということだ。他の党に大きな変化がないことから見ると、この選挙、明らかに有権者が動いたということである。まさに、ここ数年岩盤のように動かなかった有権者が動いた。

表2 比例得票率の推移(ELECTION-PORTAL.COMより)

台風が来なければ、与党側はもっと議席を失った

今回総選挙の投票率は、前回を1.02%上回ったものの53.68%、戦後2番目の低さだという。しかし期日前投票の投票率は、前回を7.45%も上回っている。これを関心の高い人は期日前投票に行ったので、投票日当日は少なかったと解釈する専門家はいないだろう。一般的に、期日前投票の多さは、関心の高さを表している。当日の6%の低さは天候だ。台風の直撃という荒天を押してでも投票するには、それなりの覚悟が必要だった。相当の有権者が断念をしたのだろう。もし晴天だったら、野党側とくに立憲民主党の得票数はもっと増え、与党側は得票比率を減らし、もっと議席を失ったであろう。
マスコミ報道では、この点に触れつつも6%という数字は出さない。1%は100万人強で、この数字は600万人以上の人が得票を断念した可能性を示唆している。しかも、マスコミは与党側大勝とは言いながら、その原因は野党崩壊とか、敵失(野党のエラー)によるとも報道している。与党に有権者の支持は多くないと。投票率の悪さは、最初から与党側大勝という情報操作をして、投票しても無駄という意識を有権者に持たせたからという分析もある。
つまりは、台風、情報操作、そして野党側の分裂という、政策とは無関係の出来事によって、かろうじて与党側の議席は維持されたのだということもできる。その幸運は二度もない。
しかも憲法、安保問題では、強力に反対する野党第1党まで出来てしまった。与野党対立が鮮明になり、これから、有権者はどちらを選ぶべきかクリアに考えるようになる。このまま、同じ体勢で、次の総選挙になったら、おそらく立憲民主党が政権を取るであろう的な状況が出来てしまったのである。
自民党の重鎮たちが浮かぬ顔をしているのも理解できよう。

原発ゼロは評価されなかったのか

では脱原発の観点からは・・どうだったのか。
希望の党の「原発ゼロ」が、ほとんど評価されなかったように見えることは悲しいことだ。しかし、小池氏も各候補者も、この点をよく踏まえていたかというと、それも怪しい。全候補者のHPを確認したが、原発ゼロを高々にうたっていた候補者はほとんどいなかった。それを、有権者に見透かされたとも言える。
それにひきかえ、立憲民主党は旧民進の中でも「原発ゼロ」で当たり前という候補者が多かった。福島原発事故の際に、官房長官として「健康に直ちには影響がありません。」を連発していた枝野氏も原発推進派ではない。今回、その時の強烈な印象が、憲法改悪を止め、安保法制に反対する救世主のような印象にかき消されてはいるが、今でも、あの時の枝野氏の発言は許せないと怒っている人は少なくない。一度、あの時の対応について総括し、反省点を表明されることが望ましいと思う。
立憲民主党と希望の党、ともに「原発ゼロ」を掲げたことで、じつは「原発ゼロ」の票は2倍になった。十分に評価されたのである。
今後は、原発ゼロ議員と市民が共同して「脱原発の工程表」をしっかりと作って、政権交代後の明確な脱原発の開始を準備したい。

緑茶会(脱原発政治連盟)代表
竹村英明

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武蔵野市長選 松下玲子さんを推薦します!

9月24日告示、10月1日投開票、武蔵野市長選挙において、緑茶会は、松下玲子さんを推薦します!

松下玲子さんは、じつはかつて福島瑞穂事務所ボランティアとして、私(竹村=政策秘書)と共に働いていました。 松下政経塾出身ですが平和派、もちろん当時から脱原発です。 ボランティア卒業後すぐに、武蔵野から都議選に立候補。 民主党都議として、2期連続当選しました。 しかし、その後2回の選挙では次点に泣いています。 今回は無所属に転じての武蔵野市長選立候補です。 政党支援を受けず、市民の力だけで、この選挙を勝ち抜こうとしています。 市民の政治力開眼を目指す緑茶会としては、まさに理想の選挙。 武蔵野で勝つことが、次の国政を動かす原動力になる!と思います。

竹村英明(緑茶会代表)

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東京都議選緑茶会推薦

緑茶会は今度の東京都議選挙で、以下の8人を推薦します。

この都議選が、次の衆議院選を占う試金石となると思います。

地域政党として、脱原発、再生可能エネルギーを広げる政策に頑張ってきた東京生活者ネット、市民運動と連携してきた民進、無所属の候補者を選びました。

(都民ファーストについては、脱原発、再生可能エネルギーについて政策が明確でないため推薦しませんでした。)

 

選挙区(定数)

世田谷(8) 岡本京子 東京生活者ネット(新)

足立(6)  銀川裕依子 民進(新)

杉並(6)  小松久子 東京生活者ネット(現)

練馬(6)  きくちやすえ 東京生活者ネット(新)

町田(4)  今村路加 民進 (現)

北多摩第2(2) 山内れい子 東京生活者ネット(現)

武蔵野(1) 松下玲子 民進(元)

小金井(1) 漢人明子 無所属(新)

 

以上

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静岡県知事選 川勝現知事を推薦

明日から静岡県知事選がはじまる。(6月8日告示、6月25日投票)
緑茶会は、浜岡原発のお膝元である静岡県知事選挙は、今後の日本のエネルギー政策にとって重要な選挙と位置づけたい。
浜岡原発は菅直人元総理が、事実上の停止命令を発して依頼、6年間全面停止している。
背景には、再稼働を認めない川勝平太現知事の、明確な態度がある。
今後も浜岡原発の再稼動を認めず、廃炉に追い込むためには川勝現知事の力が必要である。
したがって、緑茶会は川勝平太現知事を推薦する。

緑茶会代表 竹村英明

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宇都宮健児氏に都知事選立候補を期待する

都知事選の選挙費用は、1回50億円と言われている。都民は、猪瀬という選択、舛添という選択をしたことにより、100億円を浪費していると言っていいだろう。

2012年12月、2014年2月、この2回の都知事選で、脱原発、格差是正、そして、カネと利権から決別する都政を訴え、次点の得票を得ていた候補者がいる。宇都宮健児氏である。この2回の選挙ともに、100万人の都民が、宇都宮健児氏に投票をしている。

よって、緑茶会は、宇都宮健児氏にもう一度、都知事選挙に挑戦し、都知事になっていただきたいと考える。1日も早い立候補の表明を期待する。

緑茶会 代表 竹村英明

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2016参院選直前メッセージ

自信を持って、野党統一候補に投票しよう!

いよいよ参議院選挙が目前に迫りました。
6月22日公示、7月10日投票の予定です。
参議院選挙は選挙区と比例区の二つの選挙区での投票になります。
地方区は個人名投票、比例区では政党名と思われているかもしれませんが、個人名か政党名のどちらかで投票すればよいのです。
緑茶会は地方区では、32の1人区が選挙結果を左右すると訴えてきました。
複数区はそれなりに票が分散するので、与野党の議席配分はほぼ互角、結果1人区の過半数を制した方が地方区選挙を制するというわけです。
この1人区は、ここ数回の選挙では、自民党が総取り状態でした。
なぜなら、それぞれの野党がこぞって候補者を擁立するので、野党側の票が割れ、結果的に自民党の一人勝ちを演出してきたからです。
今回、その32の1人区全てで野党統一候補(無所属16人、民進15人、共産1人)が実現しました。
野党側が過半数を制する可能性が大きくなってきたのです。

さて比例区です。
死票が多い地方区に比べ、比例区は比較的有効票が多くなります。
それでも政党名で投票すると、必ずしも意中の候補者の得票とはなりません。
政党の政策が、なかなか振れ幅が大きくて信用ならない中、できるだけ比例区でも候補者個人の名前で投票することが有効投票を増やすことになります。

比例区定数は48。過半を制するには、24議席を確保しなければなりません。
自民党の支持率が40%越え・・といっても、支持政党なしが60%を超えている現実は、どこのマスコミも隠しています。
40%の40%は・・16%なのです!
結局多くの有権者は、選挙の直前に考える・・ということです。

だから、みなさんは自信を持って「野党統一候補」に投票すればよいのです。
それでも「政党名では・・」という人のために、緑茶会では比例区の候補者推薦をつけることにしました。
緑茶会は、1人区の野党統一候補、複数区の野党候補、そして比例区の厳選候補を推薦します。
みなさんの投票の参考としていただき、2016年参議院選挙を脱原発実現と安倍政治を変えるための第一歩としていただきたいと思います。

衆参同一選となった場合の対応
緑茶会は、衆参同日選はないと見ています。
それでも、参議院選挙の結果次第で、秋には解散総選挙があるでしょう。
衆議院は小選挙区制です。
参議院の1人区と同じこと、野党統一候補が成立するかどうかが選挙結果を決定づけます。
前回総選挙では、北海道では全選挙区で野党候補が一本化され、その結果、1選挙区を除いて野党側が勝ちました。
状況は今もそんなに変わっていません。
自民党の支持率の数字は、支持政党なしを無視した数字です。
有権者があきらめたり、萎縮したりしなければ、絶対に勝つのです!
そのことを、各政党の選挙担当者もそのことに気がついています。
自信を持って、安倍政治を終わらせましょう!

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新年度ご挨拶

4月1日、いよいよ参議院選挙の公示まで3ヶ月を切りました。
(有力な候補日は7月10日)
緑茶会は、この選挙を政権交代への重要な第一歩と考え、野党側が自民・公明を破るには「32の一人区」がカギと訴えてきました。
ここで、野党統一候補を実現し、過半数を取れば、複数区は与野党伯仲なので、野党が勝つ!と。
そして、いま、この考え方を新たに誕生した民進党と共産党などが、着実に実現させています。
3月末に、参議院の候補予定者リストを更新しましたが、なんと「一人区」は15選挙区まで野党統一候補が実現しています。
過半数は17。あと2選挙区に迫っているのです。
あと一息、参議院選挙は、いろいろなマスコミの報道とは違って、水面下でマグマが動いているのです。

その行方を占う最大の試金石は、4月24日投開票の衆議院補選。
北海道5区と京都3区。池田まきと泉ケンタです。
これで二つ勝てば、マグマの噴出がはじまるでしょう。

衆参同日選も確実視されています。
衆議院は全選挙区1人区の小選挙区制です。
この一人区での統一候補作戦と同じように、話を進めていく必要があります。
緑茶会でも早急に、その準備を進めています。
みなさんも地元選挙区をしっかり睨んで、安倍政治を終わらせましょう!

2016年4月1日

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